アトリエ ユモレスクは長野県松本広域圏の西側、朝日村にあるこども向けのアート教室です。
8月のアトリエの様子をシェアしたいと思います
8月のアトリエ
もくもくクラス(高学年〜中学生向け)は現在5名で、新5年生のこども達がアトリエに通っています。
以前に「外でスケッチするのどうかな?」と聞いてみたところ、「やってみたい」ということで、8月はアトリエの外へGO!
朝日村のとある場所の木陰で野外スケッチに取り組みました。
野外スケッチに使いやすい道具の紹介から観察方法、そしてスケッチがどんな風に生かされていくのか?を紹介しました。
こども達に話したこと
自然観察はアイデアの宝庫です。
そのままの景色も美しいですし、決して同じではない色や形、それらをスケッチした記録はその後のインスピレーションの源となります。
例えばアニメーションの背景を描く時に、漫画のワンシーンを描き起こす時にスケッチを活用しています。
他にも布や紙にプリントされている柄の元になるのは自然のものが多いですよね?
こども達には野外スケッチが、特に自然観察がどんな風に作品に生かされていくのかを写真資料や私のスケッチブックを見せました。
そして、野外スケッチで使いやすい道具の紹介をしました。
基本はやはり鉛筆と軽くてコンパクトなスケッチブック!
さらにこども達がいつも使っている水彩色鉛筆に水筆ペンを組み合わせると最強にコンパクトな色塗りツールになることを紹介しました。
こども達それぞれ 創作の様子
簡単に目の前の森の風景をスケッチするところをデモンストレーションした後は、こども達それぞれの好きなスポット(※日陰であることが条件)を探してスケッチに取り組んでもらいました。
好きな対象のスケッチに自分なりに想像のモチーフを加える子、目の前の景色全体を捉えようとする子、複雑な植物の重なりに挑戦した子、お花のパーツひとつひとつを観察していた子、さまざまでした。
スケッチ椅子に座っているみんなのところを周りながら、「難しいところはある?」と聞きます。
細かい葉の重なりやカーブの捉え方に苦戦している子が多く、私からは主に対象の見方を伝えました。
スケッチは回数を重ねることで観察する「目」が育っていきます。
時間はかかりますが見えるようになると描くことがグッと楽しくなります!これから少しずつ観察して描くことも楽しんでもらえたらいいなと思っています。
そういえばこの日からみんなスケッチブックに親しみが出てきたのか、自由創作の時にもスケッチブックで描くようになりましたね。
また天気のいい日に野外スケッチに出かけましょう!